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五輪功労賞(オリンピックオーダー)賞金は貰える?記念品は?世間の反応も紹介!

2021年8月8日に東京2020オリンピックが閉会式を迎え、17日間の大会に幕を下ろしました。

今大会、日本は金メダル27個を含む計58個という史上最多のメダル数を獲得し、素晴らしい結果となりましたが、大会終了後に国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が五輪功労賞オリンピック・オーダー)の最高賞にあたる金賞を特例で菅義偉首相小池百合子東京都知事の2名に授与することが発表されSNSを中心に大変話題となっております。

今回は、五輪功労賞(オリンピック・オーダ)に関して、

  • 五輪功労賞とは何なのか?
  • 五輪功労賞には賞金や記念品などもらえるのか?
  • 五輪功労賞に対しての世間の反応は?

について調査しましたので、紹介します。

五輪功労賞(オリンピック・オーダー)とは?

五輪功労賞とは、オリンピック活動を世界に広げる運動に多大な貢献をした者を表彰するための賞です。

様々な呼び方がありますが、「五輪功労賞」「オリンピック・オーダー」「五輪オーダー」は全て同じ意味です。

この五輪功労賞の始まりは、1906年に近代オリンピックの基礎を築いた創設者であり「近代オリンピックの父」と呼ばれるクーベルタン男爵がオリンピズムの普及、発展に顕著な功績を残した個人、団体に対して授与したことから始まりました。

元々は金(ゴールド)・銀(シルバー)・銅(ブロンズ)の3つのグレードに分かれていましたが、1984年に銀と銅を区別しないことが決定され、現在の金賞・銀賞の2つのグレードのみが授与されるようになっています。

日本では1975年に東龍太郎(あずま りゅうたろう)元IOC委員が銀賞を受章して以来、2020年までに合計63名の方々が受賞されています。

2020年には安倍晋三元首相も金賞を受賞されていますね。

 

隣国では、2018年に韓国の文在寅大統領も金賞を受賞されています。

元々、五輪功労賞というものはオリンピック委員会の中から選出され受賞されるものでしたが、2020年の安倍晋三元首相や2018年の文在寅大統領のように近年では委員会以外の人からも選出されるようになってきています。

そして今回の菅義偉首相や小池百合子東京都知事のように、五輪功労賞の授与が若干パフォーマンスのようになっている気がします。

日本での過去の受賞者に関してはこちらを参照して下さい。

日本の五輪功労賞(オリンピックオーダー・五輪オーダー)受賞者一覧

五輪功労賞(オリンピック・オーダー)は賞金や記念品は貰える?

五輪功労賞(オリンピック・オーダー)を受賞した人は何がもらえるのか?賞金(お金)や記念品などもらえるのか?とても気になりますよね。

まず賞金に関してですが、

五輪功労賞の受賞に対して、お金に関する記述はありませんでしたので、賞金が出ることはないと思われます。

続いて記念品に関してですが、

金賞・銀賞に応じて、それぞれゴールド・シルバーの五輪エンブレムのネックレスと襟章(バッジ)がもらえます。

つまりは、五輪功労賞は賞金目的で設置されたのではなく、オリンピックの発展に貢献した者に対し記念品を贈呈する賞であるという事が分かりました。

受賞した人は名誉が得られるという事ですね。

受賞した者に贈られる記念品に関してはこちらの写真をご覧ください!

オリンピック・オーダー(五輪功労賞)がもらえる記念品

こちらの写真は金賞を受賞した者に贈られる記念品ですが、銀賞にはシルバーの記念品が贈られます。

ネックレスのデザインは、正面に五輪エンブレム、その両サイドにはオリンピックで勝者に贈られる月桂冠でも使用されるオリーブの葉のデザインが使用されています。

【まとめ】
オリンピック・オーダー(五輪功労賞)受賞者は、金賞・銀賞ともに賞金はなく、それぞれの賞に応じた色の記念品(ネックレスと襟章)が贈られる。

五輪功労賞(オリンピック・オーダー)受賞に対して世間の反応は?

今回の五輪功労賞(オリンピック・オーダー)は、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長が金賞を受賞されましたが、バッハ会長は「コロナ禍の大変な状況で日本の当局の協力がなければ、大会を実現できなかった」という理由から、例外として菅義偉首相と小池百合子東京都知事の2人の金賞受賞も決定しました。

そのことに対しての世間の反応を紹介します。

今回の受賞に関してよく思わない人がとても多いですね。

現にオリンピック開催中に東京都のコロナ感染者数は増え続け、それでも強行した背景があるので、そう思われるのも仕方ないのかもしれません。

今回の東京オリンピックは、選手の活躍はもちろんですが、それ以外のニュースも大変目立ったオリンピックだったのではないでしょうか?

日本は歴代最多のメダル数を獲得し、記録に残るオリンピックでしたが、違った意味で皆さんの記憶に残るオリンピックであったようにも思えます。

とは言え、早くコロナ禍の状況が落ち着き、以前のような日常に1日でも早く戻ってくれることを願います。

最後までお読みいただきありがとうございました。