東京オリンピックでメダルを獲得した選手がもらえる報奨金は金が500万円、銀が200万円、銅が100万円となっていますが、団体競技の場合は選手全員がもらえるのでしょうか?それとも分配するのでしょうか?
日本は嬉しいことに多くのメダリストが誕生しています。団体競技全員に報奨金が支払われることになると野球だけで24人の選手がいますね。
今回はオリンピック報奨金は団体競技選手全員がもらえるのか、分配するのか調査しました。
オリンピック報奨金は団体競技では選手全員もらえるのか?
スポーツ庁の公式サイトではメダリストに対してJOCから報奨金が支払われるとなっています。
なので団体競技の場合は、メダルを獲得すれば分配ではなく選手ひとりずつ報奨金がもらえます!
関西のお金に関する人気番組「せやねん」の中でも紹介されていましたが、野球で金メダルを獲れば報奨金の総額は野球選手全員で1億2千万円になりますね。
オリンピック・パラリンピック競技大会の報奨金:スポーツ庁 (mext.go.jp)
オリンピック報奨金は監督やコーチももらえる?
東京オリンピックではJOCの報奨金は監督やコーチはもらえないようです。
6月29日のスポーツ報知の記事に次のような報道がありました。
JOCから支給される報奨金は、競技に対しての金額ではなく、1人ずつに支給される見通しという。メダルや報奨金は選手のみが対象とみられる。代表24選手の野球が金メダルに輝けば、総額1億2000万円が支給されると予想され、団体競技のメダル獲得はJOCにとってうれしい悲鳴となりそうだ。侍ジャパンの選手は金メダルで500万円×2に出場手当などを含め、1000万円超を手にすることになる。
スポーツ報知より引用
報奨金は監督やコーチはもらえないようですが、事業会社から支給される報奨金500万円は、監督やコーチももらえるそうです。
東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」に破格の報奨金が用意されることが28日、分かった。日本オリンピック委員会(JOC)の報奨金とは別に、金メダル獲得で1人500万円を全選手と首脳陣に支給する。侍ジャパンの代表は24選手、首脳陣は6人で、金メダルの報奨金は総額1億5000万円に上る。五輪を巡る報奨金としては異例の額で、悲願の金メダル獲得を後押しする。
スポーツ報知より引用
報奨金のほかに賞金もある?
2冠の大橋悠依1千万円、橋本大輝1330万円…伊藤美誠、阿部兄妹は? 五輪メダリスト「報奨金」ランキング 卓球は企業報奨金も破格 https://t.co/J9BuX9IO7h
— PRESIDENT Online / プレジデントオンライン (@Pre_Online) August 6, 2021
JOCの報奨金は団体競技の選手も一人一人もらえますが、その他に各競技団体や協会からも独自の賞金・報奨金を受け取る場合も多いですね。
賞金額は競技種目によって異なりますが種目によっては0円のことも!0円はかわいそうですね。
日本陸連や日本ゴルフ協会は、金メダルで2000万円の報奨金支給を発表しました。
その他野球の場合は金メダルならJOCの報奨金とは別に500万円の賞金が事業会社の「NPBエンタープライズ」から支給されます。つまり金メダルなら1000万円がひとりずつに支給されることに!
一方、水泳連盟や柔道連盟からはメダリストに払われる賞金は0円!これは、連盟が選手育成強化にお金を使っているためだそう。
各国の報奨金は?
報奨金最高額はシンガポールで、金メダリストには73万8000ドル(約8040万円)が支給されます。
続いて多いのは台湾で、金メダリスト報奨金は71万6000ドル(約7800万円)!
香港は金メダリストに64万3000ドル(約7000万円)の高額報奨金を支給しているそうです。
これらの国では金メダリストが少ないためこのような高額金になっているのでしょうか?
ヨーロッパではイタリアの報奨金がトップで金メダリストに18万ユーロ(約2340万円)とトップ!
アメリカはメダリストが多いせいなのか金メダリスト報奨金は3万7500ドル(約409万円)となっています。
この他、エストニアでは年間4600ユーロ(約598000円)が生涯支払われるそう!フェンシング女子エペ団体ではエストニア優勝により3人の女子選手は少額ずつとはいえ生涯もらえるのはうれしいことですね。
フィリピン史上初の金メダリストとなったウエイトリフティング女子のヒディリン・ディアス選手へのこんな破格の賞金も!
まず、政府から2200万円、自治体からは550万円の支給。それに加えて、住宅企業から3000万円相当の家と別荘や石油会社からはガソリンが生涯無料!
さらに13人乗りの車がプレゼントされたり、さらにさらに航空会社からはフライト生涯無料!そしてお金持ち有志から5000万円プレゼントと物価のお安いフィリピン(平均年収が約68万円)ではこれ以上もらってもどうしていいかわからないといったことになっています!
ディアス選手の今後の人生が逆に心配、、、笑
#Olympic
日本はメダリスト多いから報奨金少ない設定なんやって。フィリピン初の🥇メダリストはえぐいくらい無料やけどその裏は頑張ってほしいって意味。すごいな。 pic.twitter.com/pf8gDjQssY— 申 S jimmy⛸feet中心。夜勤で体調不良 (@s_jimmy_m) August 7, 2021
世界の報奨金やスポンサー企業から日本選手へ支給される報奨金はこちらでも紹介しています。
https://aichitamarket.jp/archives/6946
オリンピック報奨金団体競技は選手全員もらえるか? まとめ
東京オリンピックでメダリストになれば、団体競技でも分配ではなく選手一人一人に報奨金が支給されます。ただし、監督やコーチには支給されません。
JOCの報奨金以外にも、競技団体や連盟から賞金が支給されるので金メダリストになればスポンサーも増え一挙に活動資金が潤沢になりさらなる自己投資ができそうです。
選手たちにはメダリストになってもらってさらなる高みを目指してほしいですね!