スケートボード女子パークの開心那選手が、メダルが今まででいちばん重いと言っていましたね。
それは、12歳でオリンピックの代表になり、銀メダルを獲得した精神的な重さだったと思うのですが、実際にオリンピックのメダルは物理的に年々重くなっているようです。
オリンピックメダルのデザインは、規定など決め方があるのか、その重さやサイズなどの規格も調べてみたのでご紹介します。
オリンピックメダルデザインに規定や決め方はある?
東京オリンピックのメダルデザインが決まったと聞いて。#オリンピック #メダル pic.twitter.com/ZmeQulSo6W
— あきよし@秋田の表彰の人 (@selemark_akita) July 24, 2019
オリンピックメダルのデザインは、IOC国内オリンピック委員会が表のデザインを決め、裏のデザインを開催国で決めます。
裏側のデザインは、公募で決まりました。
くわしくは、コチラ↓の記事をごらんください。
>>東京オリンピックのメダル裏表はどっち?素材やデザインの意味も調査!
メダルは、少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリでなければならない。1位および2位のメダルは銀製で、少なくとも純度1000分の925であるものでなければならない。また、1位のメダルは少なくとも6グラムの純金で金張り(またはメッキ)がほどこされていなければならない。
引用元:JOC日本オリンピック委員会
https://www.joc.or.jp/olympism/charter/chapter5/70.html
オリンピックのメダルのサイズは、IOCの規定により少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリと決まっています。
サイズは○○ミリ〜○○ミリの範囲だとか、厚さも○○ミリ〜○○ミリ以内だとかの細かい規定はないようですね。
少なくとも直径60ミリ、厚さ3ミリということは、最低基準だけが決まっているということでしょうか。1円玉を3枚並べたら60ミリ、2枚重ねて厚さ3ミリくらい、これじゃ薄いですね。
2020東京オリンピックのメダルの仕様はこちらになります。
東京2020オリンピック メダル仕様
サイズ 直径:85㎜
厚さ:最小部分7.7㎜最大部分12.1㎜
重さ 原材料:金 約556g(純銀に6g以上の金メッキ)
銀 約550g(純銀)
銅 約450g(丹銅(銅95:亜鉛5)
この東京オリンピックのメダルには、専用のメダルケースがあります。
メダルケースをデザインしたプロダクトデザイナー・吉田真也さんは千葉県八千代市在住。公募でデザインが選ばれたときの喜びや、デザインに込めた思いを聞きました(2019年取材)。#Tokyo2020https://t.co/VngdOzmPpw
— ちいき新聞🌱千葉埼玉茨城で毎週金曜発行【公式】 (@chiikishinbun) July 31, 2021
このメダルケースのデザインも公募で、デザイナー吉田真也さんの作品です。
東京2020オリンピックのメダルケースをデザインしました。北海道津別町 人口4400人の小さな町の数名の職人が全て手仕上げで5000個強を製造しました。アスリートの力強く美しい姿と一緒に大会を支えた職人達の美しい仕事も是非多くの方に知っていただければと思います #TOKYO2020 #Olympic #medalcase pic.twitter.com/yqQ02uYKx9
— 吉田 真也 / Shinya Yoshida (@syds_sy) July 30, 2021
ちなみに、男子シンクロ高飛び込みの金メダリスト、トーマスデーリー選手は 手編みでメダルケースを編んで、そのクオリティで大きな話題になっています↓。
≫トーマスデーリーは結婚して夫がいる?メダルケースやインスタの編み物も合わせて紹介!
オリンピックメダルの重さやサイズなど規格も調査!
スケートボード女子パークの開心那選手が、メダルを今まででいちばん重いと言っていましたが、物理的な重さも実際に年々重くなっているようです。
オリンピックのメダルが、どんどん重くなっていくのだとしたら、開催国も原材料の調達がどんどんたいへんになってきますね。
これまでのオリンピックのメダルの重さやサイズについても調べてみました。


材質は、金メダルはオリンピック史上最も純度が高く、銀メダルは、鏡、廃棄ハンダ、X線プレートから抽出した純度92.5%のリサイクル銀を使用。銅メダルは、鋳造施設の廃棄物を40%利用しています。

材質は、金メダル(金1.34%銀92.5%銅)、銀メダル(銀92.5%銅)、銅メダル(銅97%亜鉛2.5 %すず0.5%)。

材質が金メダル(金、銀、翡翠)、銀メダル(銀、翡翠)、銅メダル(青銅、翡翠)と翡翠が使われており、サイズも東京オリンピックのメダルより15㎜小さいです。

材質は、金メダル(金、銀)、銀メダル(銀)、銅メダル(青銅)、このサイズは東京オリンピックのメダルより25㎜小さいです。直径は規定の最小サイズですね。

材質は、金メダル(金6gと銀)、銀メダル(銀)、銅メダル(青銅、銀)。

材質は、金メダル(銀に金メッキ)、銀メダル(銀)、銅メダル(青銅)。
直近6回分のオンピックのメダルを調べてみましたが、直径の記載はありますが、重さや厚さはわかりませんでした。
サイズとしては、2004年の60㎜から徐々に大きくなっていますね。
もしも、5回連続でオリンピックに出場してメダルも獲っていたとしたら、メダルのサイズが徐々に大きくなって、その重さの変化がわかるのでしょうね。
オリンピックメダルデザインに規定や決め方はある?重さやサイズなど規格も調査!まとめ
オリンピックのメダルのデザインは、表はIOCで決まり、裏は開催国でデザインすることができます。
東京オリンピックのメダルのデザインは、公募で決まりました。
メダルは、徐々に大きくなっていて、ここ3回は直径が同じサイズになっています。
規定では、○○ミリ以内というしばりはないので、もしかしたら今後さらにサイズがかわるかもしれませんね。
東京オリンピックのメダルの重さは、金メダルで約556gです。ということは、牛乳1本(1000㎜)の半分くらい?そう考えるとけっこう重たいものなんですね。
物理的にも重いけど、それだけ価値のある重さということですね。
オリンピックのメダルについて調べているうちに、いちど本物を見てみたいと思いました。
オリンピックのメダル、個人競技ならわかりやすいですが、団体競技ならどこまでの選手がメダルをもらえるのか気になります。
くわしくは、コチラ↓の記事をごらんください。
>>オリンピックのメダルは監督や団体競技の補欠全員もらえる?個数が気になる!