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陸上のフライング一発失格はなぜ?いつから?カードの意味も調査!

陸上のフライング一発失格はなぜ?いつから?カードの意味も調査!

オリンピックの陸上競技を見ていて、フライングで一発失格になる選手が意外と多いことに気付きました。でも確か、昔は一発失格じゃなかったような・・?いつからフライングで一発合格になったのでしょうか?また、フライング後に出されるカードの意味も気になります。

今回は陸上のフライングはなぜ一発失格になったのか、いつからなのか、カードの意味は何なのかについてまとめていきます!

陸上のフライング一発失格はなぜ?いつから?

オリンピックを目指して4年間頑張ってきたのに、たった一回のフライングで失格になるなんて辛すぎる・・!もうちょっと猶予を与えてあげてもいいんじゃない?と思いますよね。

ちなみに陸上でのフライングとは不正スタートのことで、スタート合図から0.1秒以内に身体が動いてしまうことを言います。

0.1秒って細かすぎてわからなくね?と思うのですが、ビデオ判定でフライングを判定しているみたいです。

私が小さい時に見た陸上の世界大会では、確か何回かフライングしても大丈夫だった気がします。

いつから一発失格になったんだろう?そもそもなぜ一発失格になったのしょうか。

現在でこそフライングは一発失格ですが、フライングに関するルールは何度か改正を経て現状のルールになっています。

2002年までの陸上では、同じ選手の2回目のフライングだけが失格の対象でした。

1回目のフライングのときは審判に警告されるだけで済み、もう一度(2回目)フライングをしたら失格というルールでした。つまり、一人2回まではフライングOKだったんですね。

しかし、だんだんとわざとフライングをする選手が増え、競技時間が押してしまう事態になりました。

そこで2003年にルール改正が行われ、一回目のフライングはOK、しかし2回目のフライングは誰がしても即失格というものになりました。とっても厳しいルールですよね。

特に二回目にフライングをして失格になってしまった選手は辛い・・・。

すると今度も1回目にわざとフライングをして他の選手にプレッシャーを与える選手が多くなってしまいました。

その行為に対して、二度目のフライングが起きたらその組の選手全員が失格というかなり厳しいルール改正がおこなわれましたが、これには抗議の声が多数上がりました。

その結果2010年にフライングに関するルールが再び改正され、現在の「フライングをしたら一発失格」というものになったのです。

しかしこのフライング一発失格のルールは選手のためのものではなく、フライングによって競技時間が延びることで、テレビの中継が時間内に収まらないというスポンサーの都合が優先されたとして批判の声が多く上がっています。

陸上のフライングのカードの意味は?

陸上競技でフライングをすると審判が赤や緑のカードを持ってその選手の前に立ちますが、カードにはどんな意味があるのでしょうか?

まず、フライングが起こると呼び戻しのピストルが鳴ります。

その後、/黒のカードが示された場合、それは「フライングでの失格」を意味しています。

赤色ではなく緑色のカードが示された時はノーカウントを意味します。

選手に原因がない時(機械の不調や静粛が保てていないとき)などは、全員に緑色のカードが提示されます。

フライング一発失格への世間の声

フライングしても走らせてあげて欲しいという声、やっぱり多いですよね!私も同感です。せっかくこの舞台を目指して頑張ってきたのに、スタートラインにすら立てないなんて悲しすぎますよね。

まとめ

今回は陸上のフライングはなぜ一発失格になったのか、いつからなのか、カードの意味は何なのかについてまとめました。

フライングがなぜ一発失格になったのか、というと、フライングをして時間を稼ぐ選手が増えたことやフライングでプレッシャーを与えようとした選手が増えたのが理由の一つですが、一番の理由は放送時間内に中継が収まるようにするためなのではと言われています。

フライングが一発失格になったのはいつからなのか、というのは2010年のルール改正からです。

それまでに数度のルール改正があり、2010年に現在のルールになりました。

フライング失格の場合は赤と黒のカードが選手に示されます。緑色の場合はノーカウントを意味しています。

フライング一発失格になってしまった選手を見ているととても切なくて辛いので、このルールどうにかならないかなと思いますが、すでに10年以上このルールで運用されているので、今後も変わる可能性は低いかもしれませんね。