東京オリンピック2020から空手がオリンピックの正式種目となり、見るのを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
ただ、これまでオリンピック種目ではなかったため、空手にあまり馴染みがなかっただけに、空手の流派や、どの選手がどんな流派出身なのかを知らない人も多いはずです。
そこで、「オリンピックの空手の流派と代表選手」について詳しく解説していきます。
オリンピック空手の流派はどこ?
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オリンピックの流派はどこでしょうか?
まずそもそも、空手の流派はたくさんあります。
- 松濤館流
- 剛柔流
- 糸東流
- 和道流
- 極真会館
- 極真館
- 新極真会
- 芦原空手
- 正道会館
- 大道塾
- 誠道塾
これだけ見ても、と~っても多いですよね。
四大流派が存在する伝統空手とフルコンタクト空手と二種類に分かれますが、オリンピック種目では、伝統空手が採用されています。
では、伝統空手の四大流派を見ていきましょう。
伝統派空手には四大流派がある
- 松濤館流(しょうとうかん)
- 剛柔流(ごうじゅう)
- 糸東流(しとう)
- 和道流(わどう)
これらの流派が伝統空手の中核になります。
1964年(昭和39年)、オリンピック競技を目指すために全日本空手道連盟が設立され、その後は世界空手連盟が、ルールの統一やオリンピック競技の採用を実現させました。
空手はオリンピックの種目に決定しましたが、オリンピックでのルールは、世界空手道連盟の規則に乗っ取り型や組手の試合が行われることが決まっています。
世界空手連盟には190以上の国が加盟しており、今では世界中で約1億3,000万人の愛好者がいるようです。
柔道も空手も同じですが、日本発祥のスポーツでも日本人が勝つことが当たり前ではないスポーツですよね!
イタリア・ドイツ・フランス・トルコ・スペインなどのヨーロッパと、エジプト・イランなどの中東諸国ももの凄く強く、世界大会でも日本の強豪国となっています。
日本の伝統も守りつつ、日本人も海外の選手も活躍している武道は凄いですよね。
空手女子の形で初めて金メダルをとったサンドラサンチェスさんについては、こちらの記事をご参考にしてみてくださいね。

オリンピック空手の代表選手と流派の一覧まとめ!
では、オリンピック空手の流派は先程わかりましたが、どんな選手がどこの流派で活躍しているのか気になるところです。
東京オリンピックに出場する日本代表選手の流派とその特徴をまとめました。
代表選手 | 流派 | 特徴 |
荒賀龍太郎 | 剛柔流 | 相手との間合いが近く、接近戦を想定している |
植草歩 | 松濤館流 | ダイナミックな蹴り |
西村拳 | 和道流 | 発祥元が柔術のため、手数が多く投技や足技が多い |
宮原美穂 | 剛柔流 | 近距離から手で捌いたり打ったりする接近戦に強い |
喜友名諒 | 劉衛流 | 劉衛流の沖縄空手。技が攻防一体で技の連続動作が非常に多い |
清水希容 | 糸東流 | 四大流派の中では一番型の種類が豊富 |
荒賀龍太郎選手は、中国の南の民族の舟を漕ぐ姿勢を取り入れた足運びである剛柔流の流派で、相手との間合いが近く、接近戦を想定しているため、粘り強い試合が期待できます。
荒賀龍太郎選手の得意技については、こちらの記事をご参考にしてみてくださいね。

植草歩選手は、ダイナミックで直線的で力強いという松濤館流の流派の特徴を活かした攻める組手を得意としています。
西村拳選手は、攻撃が単発で終わらず、 常に2本目や3本目を出します。
コンビネーションで技を出すことで、相手にプレッシャーを与える、手数が多い組手を得意とします。
宮原美穂選手は、守りにとても優れている流派で、守りのための払いや受けをメインで訓練しています。攻撃面でも接近戦に強い選手です。
喜友名諒選手は、劉衛流で、沖縄で受け継がれてきた手伝統的な型稽古や鍛錬法を重視している選手です。
清水希容選手は、実践に近く琉球古武術や棒術なども取り入れた総合武道の糸東流です。
形の緩急、メリハリ、スピーディーさ、技の多様さが特徴です。
糸東流は近年、女子空手道競技の上位はほとんどの選手が上位を占めています。
女優の吹石一恵さんや山本舞香さんもこの糸東流でとても強いですよね♪
オリンピック空手の流派はどこ?代表選手と流派の一覧まとめ!
組手に関しては、20ヶ国以上が世界選手権でメダルを獲得しているため、日本だけでなくどの国が優勝してもおかしくないです。
形については清水希容さんと喜友名諒さんが目立っていますが、まだまだ油断はならないですね。
東京オリンピックの空手で金メダルを獲得する人はいるのか、待ち遠しいですね。
四大流派のどれかに入門しており、素晴らしい成績を収めれば、きっとオリンピックに出場できるのも夢ではないですね。
これからもっともっとオリンピックで空手が有名になっていけば嬉しく思います。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。
オリンピック空手の採点基準などのルールについては、こちらの記事をご参考にしてみてくださいね。
