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柔道オリンピック選手と世界ランキング上位じゃないのはなぜ!?オリンピック選考基準とは!?

金メダル獲得ラッシュの日本柔道チームですが、前回ら各選手の世界ランキングについてまとめました。

 

その中である疑問が浮かび上がりました。

 

“世界ランキング1位の日本選手でもオリンピックに選ばれていないのはなぜ⁉︎”

または、

“国内ランキング1位でもオリンピックに選ばれないの⁉︎”

 

例をあげると、

男子60kg級では、世界ランキング1位が永山竜樹選手となっていますが、今回代表に選ばれているのは高藤直寿選手でした。

 

そこで、国内ランキングを調査しつつ、今回のオリンピック代表選考がどのように決まったのかについてもまとめたいと思います。

柔道国内ランキングとは?


国際柔道連盟が定める柔道世界ランキングとは別に、全日本柔道連盟が定める独自のランキングが国内ランキングです。

世界ランキング同様、ポイント加算方式で決定されますが、公表はされていません。

 

ポイントの対象となる国内大会

・講道館杯

・全日本選抜体重別選手権

・全日本選手権

 

前年のオリンピックや世界選手権の代表になった選手は国内大会勝利ポイントの他に80点が付与され、世界選手権の第2代表だった選手は56点が付与されます。

 

国内ランキングは、あくまで判断基準の一つであり、


候補選手のけがなどを考慮し、国際大会の代表などは、1位の選手が自動的に代表にきまるわけではないそうです。

 

ただ、世界大会で勝つと国内ランキングのポイントにも加算されるため、世界ランキング上位だと国内ランキングも上位になっている可能性はありそうです。

今回のオリンピック代表はどのように選考された?


19年8月下旬からの世界選手権(日本武道館)と11月のグランドスラム(GS)大阪大会の両方で優勝した選手は、強化委員会の3分の2以上の賛成で決定していますが、
この時点で代表内定した選手は、女子78kg超級の素根輝選手のみでした。

 

その後は12月のワールドマスターズ(中国)、20年のGSパリ、GSデュッセルドルフ3大会が終了後、強化委員会の3分の2以上の賛成で男子66kg級以外の階級全て代表内定していました。

 

残る男子66キロ級は20年12月に代表候補2人による決定戦を実施。24分間に及ぶ熱戦の末に阿部一二三選手が破り、初の五輪代表入りを決めています。

 

規定された試合を勝って代表入り出来なかったとはいえ、男子60kg級や、男子73kg級、女子52kg級、女子70kg級など、世界ランキング1位なのに代表になれなかった選手のその理由を調べてみました。

世界ランキング1位でもオリンピック代表になれなかった理由とは?

 

男子60kg級

 

男子60kg級では、永山竜樹選手と高藤直寿選手で代表を争っていました。

永山竜樹選手 高藤直寿選手
世界選手権 3位 5位
グランドスラム
(大阪)
2位 優勝
ワールドマスターズ
(中国)
優勝 欠場
グランドスラム
(パリ)
優勝 欠場
グランドスラム
(デュッセルドルフ)
欠場 優勝

 

代表選考理由

直近では、永山選手と高藤選手は拮抗していますが、高藤が連覇している世界選手権での優勝歴がないことや、直近のグランドスラム大阪で高藤との直接対決に敗れたことが要因でオリンピックの座を逃しています。

 

 男子73kg級


男子73kg級の世界ランキングでは橋本壮一選手が1位ですが、今回代表だった大野将平選手との戦績を比べました。

橋本壮一選手 大野将平選手
世界選手権 欠場 優勝
グランドスラム
(大阪)
2位 欠場
ワールドマスターズ
(中国)
優勝 欠場
グランドスラム
(パリ)
優勝 欠場
グランドスラム
(デュッセルドルフ)
欠場 優勝

代表選考理由

怪我で出場できなかった試合を除いて、海外試合負けなしの大野将平選手にまだまだ実績が及ばないとの評価で今回オリンピックの座を逃しています。

 

 

女子52kg級

女子52kg級では、世界ランキング1位の志々目愛選手と阿部詩選手で代表を争っていました。

志々目愛選手 阿部詩選手
世界選手権 3位 優勝
グランドスラム
(大阪)
3位 2位
ワールドマスターズ
(中国)
優勝 欠場
グランドスラム
(パリ)
3位 欠場
グランドスラム
(デュッセルドルフ)
欠場 優勝

代表選考理由

阿部詩選手は欠場を除いて出場した試合は優勝か2位のため、実績で上位となりオリンピック代表の座を手にしました。


志々目愛選手は阿部選手が出ていない試かなかななでも3位いないに入っており、ポイント合計で世界ランキング1位になっています。

 

女子70kg級


女子70kgの世界ランキングでは大野陽子選手が1位ですが、今回代表だった新井千鶴選手との戦績を比べました。

大野陽子選手 新井千鶴選手
世界選手権 欠場 欠場
グランドスラム
(大阪)
優勝 3位
ワールドマスターズ
(中国)
欠場 3位
グランドスラム
(パリ)
優勝 欠場
グランドスラム
(デュッセルドルフ)
欠場 優勝

代表選考理由

直近の大会では大野陽子選手がリードしているようにも見えますが、今までの成績を加味したことや、世界選手権で大野陽子選手が優勝したことがないことが代表選考に影響しました。

まとめ


今回、実績が拮抗していた4階級全てで金メダル獲得という素晴らしい成績となりました。

実績的にはどの選手も選ばれてもおかしくないレベルですので、次のオリンピック選考でも難航しそうです。また選考には、世界選手権の優勝経験が重要視されている印象でした。

今回も代表になれなかった選手は補欠に選ばれていますが、1階級1人までのルールがなければ、日本で金銀取れる可能性があるだけに惜しいところですね。

 

井上康生監督の思いもよく分かります。

 

決めなければいけない立場だからこそ、また同じように選手として戦ってきたからこその井上康生監督の思いは、心にしみるものがあります。

どの競技も、選手選考はありますが今回柔道について掘り下げてみました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。