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空手の形の採点基準や点数はどうつける?オリンピックの新ルールをわかりやすく紹介!




東京オリンピックでは新しい競技が5つ(野球・ソフトボール、空手、スポーツクライミング、スケードボード、サーフィン)増えました。

その1つ、空手には、「形」と「組手」と2つの種目があり、新ルールもできました。

「組手」は相手がいるのでまだわかりやすいのですが、いまいち採点基準や判定方法、点数のつけ方がわかりづらい「形」。

この記事では、空手の「形」について採点基準や判定方法、点数のつけ方や新ルールなどをわかりやすく紹介しています。




空手の形の採点基準や点数はどうつける?

空手「形」の日本代表、喜友名諒選手の演武、鳥肌がたちますね。

イケメンすぎてファンが多い喜友名諒選手についてはコチラ↓をごらんください。

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空手は沖縄発祥の武術であり格闘技で、「形」は敵がいると想定しての攻撃と防御の技の流れを組み合わせた演武です。

「形」は、「演武」とも言います。「演武」とは、その字の通り、武道・武術において学んだ形を演じる・披露することです。武道でありながら、芸術のような面もあるのではないでしょうか。

「形」は、実際には目の前に敵がいないので、「組手」のように敵の動きがあって技があるのではなく、決まった「形」があり、それを演じるということですね。

それに点数をつけるというのはどんな採点基準や判定方法があるのでしょうか。

たとえば、同じ武道で剣道だったら、面が1本入ったと思っても「気剣体一致の打突」と言って、それが充実した気勢や適正な姿勢、残心など、しかも竹刀の正しい部位で正しい部位を打ったり突いたりしないと点数になりません。

「形」は、敵の動きを想定して構成された一連の動作を演武し、基礎や技の正確性などの技術点、力強さやスピードなどの競技点を採点方式で総合的に競います。

空手が東京オリンピックで新しい競技となったことで、2019年に新ルールができています。旗判定から採点方式へと変わったということなので、その新ルールをみてみましょう。

空手形のオリンピック新ルールをわかりやすく紹介!

空手形の新ルール採点方式について

審判7人が、5.0〜10.0の間を0.2点刻みで採点、「技術点」(立ち方、技、タイミングなど)「競技点」(スピード、力強さ)などを評価します。

テクニカル・パフォーマンス「技術点」70%、アスレチック・パフォーマンス「競技点」30%に分けて採点します。

公平を期すために、上位2人下位2人の点数を排除して、その合計点数がスコアになります。

赤側の点数を見てみましょう。

テクニカル・パフォーマンス「技術点」の合計(8.2+8.4+8.2)×70%=17.36
アスレチック・パフォーマンス「競技点」の合計(8.4+8.2+8.4)×30%=7.50
17.36+7.50=24.86

点数はこのように計算し、最高点が30点になります。

同点になれば、それぞれちがう「形」で再演することになります。

2019年に初めてこの新ルール、採点方式が採用された「空手1プレミアリーグ」では、9.0 以上はほとんど出ず合計23~25点程度が多かった中、喜友名諒選手は技術点で9.6、競技点で9.4をつけた審判もいたようで合計26.92で優勝しました。

こちらは、空手 「形」女子代表の清水希容選手です。美しすぎる演武に涙が出ます。

清水希容選手に関してはコチラ↓の記事ををごらんください。

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テクニカル・パフォーマンス「技術点」、アスレチック・パフォーマンス「競技点」は、以下の項目が審査基準になります。

テクニカル・パフォーマンス「技術点」の評価基準

  • 立ち方
  • 技の精度
  • 技の難易度
  • 技の流動性
  • 正確な呼吸
  • 極め
  • 一致性(流派の形の基本に一貫性があるか)

アスレチック・パフォーマンス「競技点」の評価基準

  • 力強さ
  • スピード
  • バランス

「形」は空手の突き、蹴り、打ちといった技を披露し、その技の正確さや力強さ、スピード、リズム、極め、バランスなどの優劣を競います。

技に不要な呼吸の仕方は減点対象になるなど、選手は今までとは違った対策も必要かもしれません。

空手には流派がたくさんあります。くわしくはコチラ↓をごらんください。

>>オリンピック空手の流派はどこ?代表選手と流派の一覧まとめ!

 




空手形のテレビ放送日時

空手「形」の点数のつけ方がわかったら、競技も深く見ることができますね。見逃さないように、日時をチェックしておいてください。

空手の形の採点基準や点数はどうつける?オリンピックの新ルールをわかりやすく紹介!まとめ

いままでの空手の「形」の勝敗の決め方は対戦形式で、5人の審判が優位と見た方の選手の赤か青の旗を揚げるという旗判定で、過半数を獲得した方が勝者となっていました。

空手が東京オリンピックの新競技になったことで、2019年の「空手1プレミアリーグ」から、勝敗の判定方法が旗判定から採点方式へと変更になりました。

「形」は敵がいると想定して行うので、いくら技の動きが美しくスピーディでも、敵の存在を感じさせなければ、実戦的ではないので評価が低くなるそうです。

表情や気迫から、人によってはそこにいないはずの敵の姿が見えてくるようです。

これまでのわかりづらかった採点基準が点数で見えることで、私たちにも「形」理解しやすくなりました。

採点基準や点数のつけ方がわかったので、東京オリンピック空手「形」を、しんと静まり返ったなか、衣擦れの音と気迫を感じながら、より深く応援に熱が入りそうです。

女子空手形の世界ランキング1位のサンドラサンチェス選手についてはコチラ↓をごらんください。

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