オリンピックボクシングで日本人選手の銅メダル以上が確定しましたが、次は準決勝なのになんで銅メダル以上が確定なの?と思ってたら、オリンピックのボクシングでは三位決定戦がないんだとか。なぜなのか理由が気になります。ラウンド数もプロとは違うようですし、関係しているのかな?
今回はオリンピックボクシングで三位決定戦がないのはなぜなのか、その理由とラウンド数も関係しているのかを調査していきます!
オリンピックボクシングで三位決定戦がない理由は?
いつも応援ありがとうございます!
女子ボクシング史上初のメダルを確定させることが出来ました😭
予定より早く泣いてしまいましたが、31日の次戦も勝ちます✊
金メダルまであと2つ!! pic.twitter.com/Vh5UM8b664
— 入江聖奈 (@seeenaaa09) July 28, 2021
東京オリンピックのボクシング競技で入江聖奈選手がベスト4に残り、銅メダル以上が確定しましたね!
でもそのニュースを見て思ったことが、ベスト4なのに銅メダル以上が確定ってなぜ?銅メダルが二人ってこと?三位決定戦しないの?ということ。
多くの競技では必ずと言っていいほど、三位決定戦がありますし、柔道やレスリングに至っては敗者復活戦まであります。

同じ格闘技なので、オリンピックボクシングでも三位決定戦があってもおかしくないですよね?
なぜ三位決定戦がないの?
ボクシングはなぜ三位決定戦がないんだろ?検索してみたけど、ぱっと見では「決定戦がないから」で、なぜないのかがわからん
— てんか@(。-ω-)zzz. . . (@tenca0121) July 28, 2021
ではなぜ、ボクシングには三位決定戦がないのでしょうか?
それはボクシングのルールに理由があります。
ボクシングでは、KOまたはRSC(レフェリーストップコンテスト。プロではTKO)で敗者となった選手は一定期間試合をすることが禁止されているのです。
ノックアウト(Knock Out)は相手をノックダウン状態(試合中に相手の攻撃を受けて足の裏以外の部分を地面につける状態のこと)にしたままによって発生する勝利のこと
アマチュアボクシングの試合で、
- ダメージが甚大である
- 技量に差がありすぎる
- 規定のダウン数を超えた
- 負傷して試合続行不可能
などと判断したとき、レフェリーが行う勝敗宣告のこと
プロボクシングで、両者の力の差が大きすぎるときや、負傷のため試合が続行できない場合に、試合を中止し、勝敗を決すること
ということは、もし三位決定戦が行われるとして、準決勝での敗者がKOで負けていたとしたら一定期間試合が出来ません。
試合出場禁止についてのルールはJBCルールでは
KO・TKOされたボクサーは、原則として90日間を経過しなければ自動的につぎの試合に出場することはできない。ただし負傷によるTKO敗者はドクターの診断の結果に基づき、期間を短縮して許可される場合もある。
と記載されています。
つまり、KO・RSCされた選手は90日間は試合禁止ですよということです。
90日間というと3ヶ月ですから、試合禁止の期間が終了するまで待っていると、オリンピック自体が終了してしまうんですね。
なので、準決勝の敗者二人が3位となり、銅メダルが二人いるということになります。
敗者復活戦が行われないのも同じ理由だと考えられます。
オリンピックボクシングのラウンド数は?
オリンピックのボクシングはプロの試合とは違う部分がいくつかあります。
ラウンド数もその一つ。
通常、プロボクシングのラウンド数は試合によって様々ですが、オリンピックのボクシングは3分×3ラウンドの短期決戦。
ラウンドが終了した時点で5人のジャッジの採点による判定で勝敗が結締されます。
また、試合時に自分のコーナー色のランニングシャツとトランクスを着用するというのもプロにはないルールとなっています。
というわけで、オリンピックのボクシングのラウンド数が三位決定戦の有無に関係あるかないかと言われたら関係なさそうですね。
何ならプロの試合より短期決戦なのでやっぱり三位決定戦があってもおかしくはないですよね。試合禁止期間のルールがなければ、ですけど。
まとめ
今回はオリンピックのボクシングで三位決定戦がないのはなぜなのか?その理由と、ラウンド数についてまとめてきました。
オリンピックのボクシングで三位決定戦がない理由は
KOまたはRSCで負けた選手は一定期間試合禁止だから
というのが考えられます。
また、オリンピックではラウンド数が3分×3ラウンドと短いのも特徴ですが、こちらはあまり三位決定戦がない理由には関係なさそうです。
プロとオリンピックとでルールが違ってちょっと混乱しがちですが、「スポーツの祭典」なので楽しんで観覧しましょう♪