東京オリンピック2020でロシアをROCと呼ぶのはなぜでしょうか?
いつから呼ばれているのでしょうか?
また、ロシアの国旗が変わった理由についても気になります。
今回は、東京オリンピック2020で、ロシアをROCと呼ぶ理由、国旗が変わった理由についてまとめてご紹介したいと思います。
ロシアをROCと呼ぶのはなぜ(意味は?)
東京オリンピックの中継を見ていると、ロシアを「ROC」と解説者が呼んでおり、表記も「ROC」となっているのは不思議ではありませんか?
慣れない響きに、とても違和感を感じてしまいますよね。
そこでロシアを「ROC」と呼ぶのはなぜか調べてみました。
その理由は、ロシアのドーピング問題にありました!
ロシア選手は、2016リオ五輪の前に国家ぐるみのドーピング問題があったことにより、国際的な世界の大会において、ロシアという国を代表しての参加ができないようになっています。
ロシアが国家主導で選手にIOCにより禁止された薬物を投与してきた事実が判明したということですね。
そこでロシアは、国際オリンピック委員会(IOC)に「ロシアオリンピック委員会(ROC)」という名で参加することは出来ないか伺いをたてたのです。
そのため、「ロシア オリンピック コミッティー(ROC)」と名付けられたチームが出きることになったのです。
このチームは、きちんとドーピング検査をして通過している方のみ、出場できるようです。
ROCの選手になるには以下の条件を満たしている必要があります。
- ドーピング違反歴がない
- 過去にドーピング疑惑がない
- 個人資格で出場
ただ、ロシアのユニホームにはロシア国旗である「白、青、赤」の使用は認められています。
これにより、選手としては国家を上げて国の名前を使ってはいけないにも関わらず、実態はロシアのままのなるため、他国からは処分が甘いとも言われているようですね。
ロシアをROCと呼ぶのはいつからいつまで?
ロシアはロシアオリンピック委員会という資格で参加してて、国旗は使用出来ない代わりに委員会の旗を使ってるけど、やっぱりロシア国旗に似てるな…ロシア国旗を縦にしたようなデザインだ。 pic.twitter.com/GsVSu3NfAz
— サシカ (@SashaIvanov2053) July 26, 2021
ロシアを「ROC」と呼ぶのはいつからなのか気になりますよね。
実際には、2019年からの4年間(2022年12月まで)は国として出場できないようです。
国家主導でのドーピング問題は、世界中に衝撃を与え、ロシアのスポーツ界をクリアにするためにも、IOCは厳しい処分としていますが、実態としては出場できていますよね。
そのため2024年のパリオリンピックではロシア表記に戻ると考えられますね!
ロシアの国旗や国歌が変わった理由は?
ロシアが「ROC」と呼ばれるようになったと同時に、ロシアの国旗や国歌の使用が認められなくなりました。
ただし、ロシア国旗のイメージを連想させることのできる「白、青、赤」の3色を使ってデザインされたROC専用のマークをも使うことができるようになりました。
それと同時に、ロシアの国歌も使うことができません。
IOCは、ロシア国歌に代わり、チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」の一部を演奏することを許可したという経緯です。
チャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」は世界的にも馴染みのある曲のため選ばれたようです。
ロシアをROCと呼ぶのはなぜ?国旗が変わった理由も調査!【東京オリンピック】
ロシアを「ROC」と呼ぶ理由は、ロシアの過去のドーピング問題があり、ロシア国家としての出場ができなくなったためということがわかりました。
それとともに、ロシアの国旗や国家も使用はできませんが、ロシアを連想できる色の使用ができたり、競技に選手として出場できているだけでも幸せなことではないかな?と感じます。
これからもロシアのドーピング問題は要チェックですね!
どんな時でも倫理観の高い日本人を全力で応援していきましょう♪
最後までご覧いただきましてありがとうございました。