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柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!銅メダル2人なぜ?いつから?

柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!五輪の銅メダル2人いつから?

東京オリンピック2020の柔道、盛り上がっていますね!柔道の表彰式を見ていると、表彰台にはメダリストが4人!?

銅メダルが2人いるから4人になってるのですが、なぜ柔道には銅メダルが2人いるの?なんで?と不思議に思っている方や、いつから銅メダリストが二人のルールになったの?と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?

「敗者復活戦」が関係しているのですが、仕組みが複雑で分かりにくい…。そこでこのページでは、柔道の敗者復活戦・3位決定戦の仕組みやルールを図解で簡単に分かりやすくご紹介します。

なぜ柔道オリンピックに銅メダルが二人いるのか、いつからなのか、その理由やルールもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

柔道オリンピック銅メダル2人なぜ?いつから?

柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!五輪の銅メダル2人いつから?

オリンピックの柔道・銅メダルはなぜ2人いるのでしょうか?

オリンピックでは、通常の大会とは違うルールが採用される競技もありますが、柔道はオリンピックだけではなく他の国際大会でも銅メダルが2人います。

普通のトーナメント戦は、準決勝で敗れた2人が対戦し、その勝者が3位=銅メダルとなりますよね。

柔道もトーナメント戦ですが、敗者復活戦がある「ダブルレペチャージ方式」というルールを採用しているので、準決勝で敗れた2人は対戦しません

敗者復活戦を勝ち上がった選手と、準決勝で敗れた選手が銅メダルをかけて争います。準決勝で敗れた選手は2人なので、3位決定戦が2回実施され、3位(銅メダル)が2人になります。

敗者復活戦がある理由

多くのトーナメント形式のスポーツは、優勝候補同士が早い段階で対戦しないように、世界ランキングなどをもとに「シード制」となっています。

ですが、柔道はシード枠を採用していないので、早い段階で強い選手同士が当たってしまい、決勝戦さながらの戦いが行われる可能性があります。

すると、本来ならメダリストになる実力があるのに、早々に敗退になってしまいますよね。このような選手を救済するために柔道では「敗者復活戦」を採用しているといわれています。

一説によると、国際オリンピック委員会からは、他の競技と同様に柔道も銅メダルを1人にするよう通達が出ているけれど、国際柔道連盟が拒否しているそうです。

■柔道の世界ランキングについては、こちらの記事にまとめています。

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銅メダル2人いつから?

柔道で銅メダルが2つになるルールが、いつから採用されているのか調べてみました。

柔道がオリンピック競技になったのは、1964年の東京オリンピックからですが、この時から既に銅メダリストは2人いました!最初からだったんですね。

これまでのオリンピック全てに柔道は銅メダルが2人いたなんて、気付いていませんでした(><)

日本国内の大会では敗者復活戦を採用しない場合もありますが、オリンピックや世界柔道選手権大会では、敗者復活トーナメントが行われ、3位=銅メダルが2人いるのは、至極普通のことのようです。

 

柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!

柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!五輪の銅メダル2人いつから?

柔道の敗者復活戦の仕組みは次の通りです。

  1. 準決勝に進んだ選手と準々決勝で戦った相手同士が同じ山の中で戦う
  2. 準決勝の敗者と異なる山の①の勝者が戦う
  3. ②の勝者が3位=銅メダル

①の試合が「敗者復活戦」で、②の試合が「3位決定戦」となります。

 

分かりやすく図解でご説明しますね。準決勝に進んだ選手8人をA~Hで表します。

柔道の敗者復活戦の仕組みを図解!五輪の銅メダル2人いつから?

準々決勝となる4試合を「A対B」「C対D」「E対F」「G対H」とします。

全試合で最初に書いてある選手(A・C・E・G)が勝ったとして、準決勝が「A対C」「E対G」となります。準決勝も最初に書いてある選手(A・E)が勝ったとすると、決勝戦は「A対E」。Aが勝ったすると、Aが優勝=金メダル・Eが準優勝=銀メダルですね。

で、ここからが今回の本題「敗者復活戦」です。

敗者復活戦は、準決勝に進んだ選手と準々決勝で戦った相手同士が同じ山の中で戦うので、上の図のようなトーナメントの山の場合は「B対D」「F対H」となります。

この敗者復活戦の勝者(仮にB・Fとします)が、異なるトーナメントの山の準決勝の敗者と闘います。今回の場合は「B対G」「F対C」となりますが、この試合が「3位決定戦」となります。

ここからもう1試合すれば、3位も1人になってスッキリするような気もするのですが、これ以上の試合は行われません。この「3位決定戦」の勝者で3位で確定し、銅メダルが2人となっています。

このルールだと、準決勝まで勝ち進んでいた選手が2人とも3位(銅メダル)になれない可能性もあるので、敗者復活戦はいらない!など賛否両論あります。

■レスリングにも敗者復活戦があります!柔道との違いはこちらの記事をどうぞ。

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敗者復活戦ルール変更いつから?

この柔道の敗者復活戦のルールは、2012年ロンドンオリンピックから変更されています。

現在は上の図解のとおり準々決勝の敗者だけが敗者復活戦をおこないますが、以前は準決勝に進んだベスト4の選手と直接対決した選手が敗者復活戦に進めました。上記の図解には載っていないけれど、それより前の予選(1回戦や2回戦)で、A・C・E・Gと直接戦っていた選手ですね。

1回戦や2回戦で負けていても、その対戦相手がベスト4になれば、敗者復活戦に進むことができるなんて、自分に勝った選手を全力で応援しそうですね。

1回戦敗退選手が敗者復活戦で勝ち上がり、銅メダルになるのはドラマチックですが、準々決勝まで進んだ選手からするとやるせないですよね。異論がたまりにたまって敗者復活戦のルールが変更されたのかもしれませんね。

 

柔道の敗者復活戦と銅メダル2人まとめ

東京オリンピックを見ていて不思議だった、柔道の敗者復活戦の仕組みやルールを図解付きでご紹介しました。

私が気付いていなかっただけで、ずっと以前から五輪オリンピックの銅メダルは2人で表彰台には4人のメダリストが登場していました。準々決勝まで勝ち進んだ選手でも3位=銅メダルになれない可能性のあるルールには、賛否両論あるようですが、せっかくのオリンピックですから、ルールはルールとして楽しく観戦したいと思います。

この記事で、銅メダルが2人いる理由や仕組みがわかり、スッキリお役に立てていれば幸いです。

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ちなみに、東京オリンピック57kg級女子の芳田司選手は、銅メダルを獲得しましたが、準決勝まで進んでいたので、敗者復活戦を勝ち進んできたジョージアの選手(準々決勝で銀メダリストと戦い負けていた)と3位決定戦し、勝利した結果の銅メダルです。