東京オリンピック開会式の聖火リレーで最終ランナーの大坂なおみさんが点灯した聖火台が、とてもカッコいいと話題になりました。
この聖火台をデザインしたのが佐藤オオキさんです。佐藤オオキさんとはどんな人で、これまでどのようなデザインをしてきたのでしょうか?
この記事では、佐藤オオキさんのデザイン思考はどんなものか、東京オリンピック聖火台のデザインについても調べてみました。
佐藤オオキのデザイン思考とは?
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この聖火台をデザインした佐藤オオキさんプロフィールを紹介します。
名前 :佐藤大(サトウオオキ)
生年月日:1977年12月24日
出生地 :カナダトロント
出身大学:早稲田大学理工学部建築学科
職業 :デザイナー・建築家
佐藤オオキさんは、2002年に早稲田大学大学院理工学研究科建築学専攻修了してすぐに、デザインオフィス「nendo」(ネンド)を設立されています。
大学院を出てすぐに会社設立だなんて、すごいですね。しかも大学は、主席卒業です。
そして、2012年にはイタリアのエル・デコ インターナショナル デザイン アワードDesigner of the yearを史上最年少で受賞、その後も数々の賞を受賞しています。
そんな佐藤オオキさんの考えるデザイン思考とは、日常に潜む不満や課題を見つけ、その問題を解決するための方法を考える力、と語っていました。
佐藤オオキさんのデザインって、どんなものがあるのでしょうか?
佐藤オオキさんの代表的な作品
- ミラノ国際博覧会 日本館「Cool Japan Design Garelly」
- セブン&アイHLDGS.「オムニチャネルブランディング」
- 「Siam Discovery」…バンコクの大型商業施設
- エース「Proteca」
- シュウ ウエムラ「TSUYA」
- THREE…コスメブランド
- ケンゾー「TOTEM」
- ロッテ「ACUO」
- IHI コーポレイトブランディング
- バカラ「アルクール アイス」
- ルイ・ヴィトン「surface」…照明器具
- カッペリーニ「ribbon」…スツール
- カンディハウス「スプリンター ダイニング アームチェアー」…チェア
- フジテレビ「プライムニュース」…スタジオデザイン
- ローソン PB商品パッケージデザイン他
- 東京2020オリンピック・パラリンピック 聖火台
身近な作品だと、ローソンのこれ、見覚えありますね。
聖火台をデザインした佐藤オオキって、あのローソンのパック飲料のデザインで話題になった人か。 pic.twitter.com/ImHzOdtwcB
— カ ラ カ サ … (@highkarayan) July 24, 2021
オリンピック聖火台のデザインが予想を超えた!
聖火台、nendo だったんだ…素敵と思ったから嬉しい…佐藤オオキ好きなので…☺️
— 来世まで待たない (@mi824no) July 24, 2021
佐藤オオキ氏が手がけた聖火台は素晴らしかった!開くときがカッケー!
富士山をモチーフにしてるんだって。 pic.twitter.com/iCTEiXdtsu— 城之内みな🌻 (@7Znv478Zu8TnSWj) July 24, 2021
この聖火台は、「太陽の下に皆が集い、皆が平等の存在であり、皆がエネルギーを得る」というコンセプトに基づいてデザインされたものです。
太陽をイメージした球体は五輪にちなんで5枚のパネルが上下2段で構成されて球体になっています。
富士山をイメージした山の頂上の太陽が表現されています。
大坂なおみさんが富士山に登って太陽に火を灯し、太陽が花びらが開くようにに大きく開いて炎を上げた様子は、エネルギー、創世、生命の誕生、希望と言う言葉が浮かびました。
最終聖火ランナーの大坂直美さんに関しては、コチラ↓の記事をごらんください。

佐藤オオキさんは、デザイナーの仕事を主婦の料理に例えていました。
冷蔵庫の中にあるものをみて、そのありあわせの材料で名もないような料理を作ってしまう主婦の料理とデザイン?
デザインによって、その商品、企業のブランドイメージ、そのデザイナーのイメージも固定されてしまいますよね。
佐藤オオキさんは、デザインをする際にはヒヤリングし、質問を繰り返したり実際に現場に足を運んで見たり聞いたりしながら思考の材料を集めるそうです。
建築家でもある佐藤オオキさんのデザインは、まず身近なところをていねいに、そして多方面からも情報を収集して作られるのだと思いました。
佐藤オオキのデザイン思考とは?オリンピック聖火台のデザインが予想を超えた!まとめ
佐藤オオキさんは、世界的な建築家でデザイナーでもあり、大学院修了後すぐにデザインオフィス「nendo」を設立しています。
名前の「オオキ」は、変わってるなと思っていたら、漢字で「大」でした。世界を股にかけて活躍する佐藤オオキさんにぴったりの素敵な名前だと思いました。
現在は、2024年のパリ五輪に向けてフランス高速鉄道TGVのデザインを手掛けているそうです。
こちらもまた多くの注目を集めるのでしょうね、完成が楽しみです。