小泉進次郎氏が水と油も混ぜるとドレッシングになると発言した背景
横須賀市長選で自分が支援した現職の上地克明氏が再選したことへの見解を問われた小泉進次郎氏は地元の労働組合幹部から「小泉さんとは国政では水と油かもしれないが、水と油も混ぜればドレッシングになる」と言葉を掛けられ、今回の選挙はこの一言に尽きる」と感慨深げに語ったそうです。
これを聞いて私は衝撃を受けました。水と油は混ぜようとしても普通はすぐ分離してしまい無理なんです。これは小学生でも解るであろう常識なのですが、その常識を遥かに超えてドレッシングになると言うのです。これは確かめてみなくてはなりません。
水と油も混ぜるとドレッシングになることを確認する
実験をする前に確認しなくてはならない事がいくつかあります。
確認すること
1 市販のドレッシングの原材料を調べ水が入っているものがあるのか
2 ドレッシングの定義
3 油は何を使ったらよいのか
4 筆者の頭は大丈夫か
1 市販のドレッシングの原材料をざっと調べてみました。
主な物としてしょうゆ、食用植物油脂、ぶどう糖果糖液糖、醸造酢、米発酵調味料、食塩調味料(アミノ酸等)、増粘剤(キサンタンガム)、香辛料抽出物、(一部に小麦・ごま・大豆を含む)はほとんどのドレッシングに入っているようです。
更に味ごとにオニオンにんにくほたてエキスパウダーチキンエキスパウダー濃縮レモン果汁卵黄などを加えてバリエーションを増やしているようです。
ノンオイルドレッシングといって食用植物油脂等を抜いてある物もありますが、残念ながら逆に水を含んでいる物はありませんでした。
2 そもそもどんなものをドレッシングというのかWikipediaで調べました。
魚やサラダにかける広義のソース、サラダにかける液状の調味料
着付け。装い。化粧。
3 油にも色々あります。
植物性の物 サラダ油、てんぷら油、ラー油、ごま油
動物性の物 ラード 肝油
鉱物性の物 軽油、灯油、重油、ガソリン、ナフサ、パラフィン、シリコンオイル
小泉進次郎氏はもしかすると鉱物性の油の事を言っていたかもしれませんが
その考えは恐ろしいので思考放棄し、常識的にサラダ油にさせて頂きます。
ラー油やごま油等は美味しいドレッシングになることが解りきっていますので却下です。
4 この記事を書いていると頭がどうにかなりそうです。
それでは実験というほどではありませんが始めます。
まずサラダに水を加えます。

次に酢を加えたいところをぐっと我慢しサラダ油を加えます。

全く同じ写真に見えるかもしれませんが違います。
こちらがレシピ通り完成したサラダです。これが万が一美味しければサラダをドレスアップ(着飾った)という事でドレッシングと認めてよいのでしょうか?
一体何を言ってるのか自分でも解らなくなってきましたが1つだけハッキリ言えることがあります。
これをレシピとしてクックパット等に投稿が許されるものなら、そのサイトおかしいです。
それではお待たせしました実食です。
新鮮な野菜はシャキシャキ歯ごたえがあり、それでいて野菜本来の甘さがにじみ出て、しかしながらドロドロして口に残る気持ち悪さ、正直言って予想通りの衝撃の不味さです。
常識的に考えてこれでドレッシングに変化するならばドレッシング自体が売れなくなってしまいます。
小泉進次郎氏の言いたかったと推測するもう一つの可能性
私はこの件を調べていくうちにもう一つの可能性を見い出しました。進次郎氏はもしかして乳化の事を言っていたのではないかと。
乳化とは本来混ざりあわないもの同士が均一に混ざり合う状態のことで、料理においては一般的に水分と油が混ざり合った状態のことをさします。
水の中に油が粒子となっている場合を水中油型=O/W型 牛乳、アイスクリーム、マヨネーズなど
油の中に水が粒子となっている場合を油中水型=W/O型 バター、マーガリンなど
太陽化学株式会社 食と健康Labより
小学生でも解るであろう常識と冒頭で書いておきながら私自身が知りませんでした。
さて進次郎氏の発言のドレッシングを乳化と置き換えると辻褄が合うのではないでしょうか?
まとめ
それでは私なりに進次郎氏の発言を勝手に解釈してまとめとします。
「小泉さんとは国政では水と油かもしれないが、
→小泉氏と上地氏とではどこまで行っても平行線、噛み合うことはないが
水と油も混ぜればドレッシングになる」
→もし力を合わせることが出来るならば、全く新しい力が誕生するだろう
と言葉を掛けられ、今回の選挙はこの一言に尽きる」と感慨深げに語った
→この選挙ではとんでもなく旨いものにありつけた、つまりこの一言
「水と油と進次郎♪」(俺とお前と大吾郎みたいな)
最後にドロッドロのサラダは水洗いして美味しくいただきました。
ぶっ飛んでるカオスな記事を最後まで読んでいただき有難うございました。