以前より政府で準備が進められていた、新型コロナウイルスワクチンの接種を証明する「ワクチンパスポート」がついに日本でも運用開始となり、申請が7月26日より各自治体にて受付開始することが正式に発表されましたね。
ヨーロッパ・アメリカではすでに運用が始まっている「ワクチンパスポート」ですが、韓国でも日本の「ワクチンパスポート」をもって韓国への渡航は可能となるのでしょうか?
そこで、日本で発行される「ワクチンパスポート」があれば韓国旅行は可能なのか?韓国入国後の14日間の隔離は免除されるのか?また、韓国への渡航可能な対象者は誰なのか?について調べてみました!
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ワクチンパスポートで韓国旅行の隔離は免除される?
ワクチンパスポートでの韓国入国後の規制緩和
日本が発行する「ワクチンパスポート」で韓国への渡航・旅行は可能なのでしょうか?
韓国政府は、韓国外でもワクチンを接種し、ワクチン接種証明書にあたるものがあれば、韓国入国後の14日間の隔離は免除される、ということを4月の時点で公式発表しています。
韓国の保健福祉部は、7月1日から新型コロナワクチンの接種完了者に対する韓国入国時の2週間の隔離期間の免除措置を、海外で接種した者に対しても適用すると発表した。
ー引用元:ビジネス短信
つまり、今回日本の自治体・国から発行される、新型コロナ感染の陰性が証明された「ワクチンパスポート」があれば、韓国へ入国したあとの14日間の隔離免除は保証される、ということになります。
韓国でのコロナ新規感染者急増による規制緩和延長
本来であれば7月1日から感染対策が規制緩和される予定でしたが、7月7日の時点で新規感染者が全土で1000人を超え、2ヶ月ぶりの新規感染者の急拡大を受けて急遽延期されることになってしまいました。
規制緩和の延長期間はとして7月14日までとしており、今後様子を見て再び規制緩和の基準に到達するかどうか判断することになりそうですね。
ワクチンパスポートで韓国へ渡航ができる対象者は誰?
日本が発行する「ワクチンパスポート」をもって韓国入国が可能となるのは、条件付きとなります。具体的に、「ワクチンパスポート」が効力を発揮する対象者は、以下のとおりです。
- 重要な事業上の目的
- 学術・公益目的
- 人道目的(葬儀参加、および、配偶者、本人・配偶者の直系尊属・卑属訪問)
- 公務海外出張
ー引用元:영사민원24
つまり、「ワクチンパスポート」で韓国への渡航の規制緩和が始まるといっても、一般市民の観光・旅行目的での韓国入国には適用されない、という判断になりますね。
しかも、上記の目的に合致する対象者が問題なく韓国へ入国して滞在したあと、再び日本へ再入国するには、国籍問わず全員「出国前72時間以内の検査(陰性)証明書の提出が必要(外務省HPより)」となっているので、海外・韓国の病院でそういった書類などを正確にそろえるには、個人レベルではちょっとハードルが高いですよね。
「ワクチンパスポート」で韓国渡航の規制が多少でも緩くなるかと期待されましたが、まだまだ一般市民の韓国旅行の壁は厚いようです。
ワクチンパスポートで韓国旅行の隔離は免除される?対象者も併せて調査!【まとめ】
以上、日本でもいよいよ運用開始となる「ワクチンパスポート」について韓国旅行や韓国入国後の隔離免除は可否、対象者について調べてみました。
アメリカ・ヨーロッパでは5月に「ワクチンパスポート」運用に関する法案が決定して専用アプリまで開発されていて、すでに7月1日から運用が始まっています。
これに対して、オリンピック開催地である日本での運用開始は23日開会にも間に合わず、しかもアプリではなく自治体で発行してもらう書面交付となっていて、「ワクチンパスポート」運用開対策が後手に回っていると言わざるをえない状況です。
ワクチン接種率も諸外国と比べて高いとは言えない状況でありますが、今後「ワクチンパスポート」がさらにスムーズに運用されて、近い将来、韓国をはじめとする海外渡航への足がかりとなれば幸いですね。