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ドバイの世界一深いプール(ディープダイブ・ドバイ)の水圧は?人間はどこまで深く潜れるのか!?

ドバイの世界一深いプール(ディープダイブ・ドバイ)の水圧は?人間はどこまで深く潜れるのか!?

今回は、ドバイにできた世界一深いプールの水圧はどれぐらいか?人間はどこまで深く潜れるのか!?について調査しました。

アラブ首長国連邦(UAE)ドバイに、世界で最も深いプールがオープンしました。

その名も「ディープダイブ・ドバイ」と呼ばれる新施設です。こちらのプールですが、世界一深いということでギネスに登録されました!

世界一深いプールということはかなりの水圧があるはずです。プールですので、何か潜水艇に乗るわけではありません。ウェットスーツや水着を着た状態で人間はどこまで深く潜れるのでしょうか!?

ぜひ最後までご覧ください。

ドバイの世界一深いプール「ディープダイブ・ドバイ」の水圧は?

ドバイに新しくオープンした「ディープダイブ・ドバイ」は、

水深:60.02メートル

水圧:約6気圧

水量:1400万リットル(オリンピックで使われる規模のプール6個分)

※「世界一深いダイビング用プール」としてギネス記録に認定

水深60メートルの水圧ですが、約6気圧になります。

水圧は、水深10mで1気圧、水深20mで2気圧、水深30mで3気圧、水深100mなら10気圧…と10m深くなるごとに1気圧増える=約1kgずつ大きくなります。

1気圧は、小指の爪1cm2(1cm×1cm)に1kgの重りが置かれているくらいの力がかかりますので、全身に1cm2(1cm×1cm)あたり6kgの重りが置かれたらと思うと…かなり苦しいと思います(‘Д’)

 

ちなみに、今まで「世界一深いダイビング用プール」に記録されていたのは、ポーランドにある深さ45.5メートルの「ディープスポット」でした。水量は800万リットルです。

今回のドバイの「ディープダイブ・ドバイ」と「ディープスポット」との差は14.52メートルですので、かなり深くなりましたね。

深さ60メートルのプールを作るということは人間は60メートルは潜れるということですよね。でも人間が潜れる限界は?どこまで潜れるのかを調査しました。

人間はどこまで深く潜れるのか!?

水深60メートルのプールですが、人間はどこまで深く潜れるのか!?という疑問が出てきました。実際そこまでの深さを潜れるのでしょうか?

ふつうの人間が素潜りした場合、だいたい深さ5メートルぐらいは潜れると思います。

最上級の海女さんだと約30メートルを潜れるそうです!それもすごいですが、更に深く潜れる人間がいました。

フリーダイビングの競技の一つで「コンスタントウエイト ウィズフィン Constant Weight With fins(CWT)」というのがあります。

CWTは、フィンを使い人の力のみでガイドロープ沿いに潜り、その深さを競うものです。

競技の世界記録は2017年のAlexey MOLCHANOV (RUS)さんが深さ「129m」を記録しています!

また、大会種目ではありませんが、「ノーリミッツ(NLT:No Limits)」と呼ばれるものが一番深く潜った記録があります。

NLTは、スレッドもしくはザボーラと呼ばれる乗り物の形状をした重りに掴まって潜水し、浮上の際はバルーンを利用します。

現在のNLTでの世界記録は、ウィリアム・トラブリッジさんで深さ「214m」です(‘Д’)

ここまでの水深になると、肺の大きさは通常の13分の1まで収縮するそうです。ちなみに空のペットボトルは水深5メートルから潰れだし、水深20メートルではぺっちゃんこです。

また、深いところから戻ってくる時が一番危険で、潜水病や減圧症という症状が出るそうです。

水面に浮上すると水圧が下がり、体内に溶けていた窒素が泡になって出てくることで、筋肉痛や関節痛、場合により死に至ることもあります。

深いところに潜るというのは、暗い海の中に沈んでいく怖さもありますが、浮上時の危険性も高いんですね。

こういった危険性もあり、ドバイの「ディープダイブ・ドバイ」には、水深6メートルと21メートルには高度な高気圧治療室が完備されております。

ドバイの世界一深いプール(ディープダイブ・ドバイ)の水圧は?まとめ

今回は、ドバイに誕生した世界一深いプール「ディープダイブ・ドバイ」の水圧と人間がどれぐらい深く潜れるのか?について紹介しました。

「ディープダイブ・ドバイ」の水圧は約6気圧で、これは1cm2(1cm×1cm)あたり6kgの重りがかかるということが分かりました。

また、人間はどれぐらい深く潜れるか?については、「ノーリミッツ(NLT:No Limits)」という競技で、「214メートル」という記録が2021年7月時点の世界記録になります。

深いところに潜るときは、潜るときもそうですが、浮上するときに細心の注意が必要だということが分かりました。

「ディープダイブ・ドバイ」のプール内は、アパートやガレージ、アーチ型建造物を含む沈没都市をイメージして作られており、普段とは全く異なるプールを体感できるところも魅力です。

また、一般予約も7月下旬から開始され、スキューバダイバーやフリーダイバーの初心者を対象にした様々な講習や体験が用意されているようですよ。

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考:日本フリーダイビング協会