クラブハウス(Clubhouse)。
今やオワコン決定みたいな感じです。
クラブハウスがオワコン化しつつある。面白い話を聞かせてくれる人がどんどん居なくなり、小さな部屋が乱立している。興味を惹かれる部屋がなくなってしまって、ログインしている時間が圧倒的に減ってしまった。面白い人達はとこへ行ってしまったんだろう。
— 松本いっせい (@issey_mtmt) September 25, 2021
が、しかし今年の2月から4月ごろにかけては熱狂的な盛り上がりを見せていたのは事実。
でも春から夏ごろにかけてでしょうか、その熱狂が一気に冷め、参加者が極端に減ったのは。
まさにクラハバブル崩壊が来たって感じでした。
そこから低迷が続き、と思っていたら、最近はあえてマスを狙わずニッチを狙った層がクラハを活用しているような動きが目立ってきているようです。
クラブハウスはオワコンは本当か? クラハバブルの形成

2021年の2月。
クラハが一気に盛り上がり始めてました。
1日に20時間近くクラハに入り浸っているような人もいて、時には寝不足自慢で盛り上がったりもしていました。
当初は iPhone とか IOS のみ対応だったり、招待制で誰もがアカウントを取得できるわけではないみたいなところが特権的というか、参加者さんたちのプライドみたいなものをくすぐったようです。
有名芸能人もこぞって参入、ひとつのルームに数千人が殺到して入場規制がかかるなんてこともありました。
ときには超有名な音楽プロデューサーとか経営者とか、ふだんはあまり表舞台に出て来ない面々も参入し始め、バブルは膨れ上がる一方。
一般人の中にも人気者になる人が出たり、ルーム自体が人気出たりとかかなりありました。
毎日定時に開かれる、まるでラジオ番組さながらのルームも出現したりして、早朝から深夜までとんでもないことになってました。
メインとなっていたのはビジネス系のノウハウ伝授だったり(これ系はかなり多かった)、ちょっと特殊な職業世界の紹介だったり、投資系、諸般のコンサルテーション、カウンセリングといったところでしょうか。
クラブハウスはオワコンは本当か? トラブルが増えた

参加者が多くなるにつれて、必然的にヤバい人も増えたりしてトラブルも多くなって行きましたね。
喧嘩、陰で誹謗中傷、村八分みたいのから、男女関係のもつれ、マルチ商法が紛れ込んで来たり、有名人を語るフェイクアカウントが情報抜き取りのために暗躍したり。
トラブルは個人間に限らず、既成のオールドメディアも堂々とルールを破っておりました。
クラブハウスで話したことは口外してはならないのに、某有名人がクラブハウスで喋ったことが翌日の新聞に載ったりして、そういう行為が芸能人のクラハ離れを促進したような部分も否定できないでしょう。
トラブルばかりではなく、クラブハウスが広まるに従って、文章とか画像や映像をシェアすることが出来ないというのもネックになって行ったようです。結果的にツイッターやインスタ、YouTubeに頼るようになって行ったり。
クラブハウスはオワコンは本当か? クラハバブルの崩壊

ユーザーがクラブハウスに飽きて来たとかマネタイズがしづらいとかいうのもありますが、トラブルや何やかや色々と負の側面がクローズアップされて来たりもして、クラブハウスさん、一気にバブル崩壊への道を突き進むことに。。。
それについてはクラブハウスの運営も黙っていたわけではなく、ルームのみならずクラブを立ち上げやすくしたり、アンドロイド端末でもOKとか、紹介無くてもOKとか段階的に入りやすくなっていったものの、なかなか挽回するまでには至らず、、、
大手のSNSがクラブハウスにそっくりのサービスを開始したことも少なからず影響したのかもしれませんね。
クラブハウスはオワコンは本当か? 復活への道

クラハバブル崩壊で絶体絶命? と思いきや、そうはならないのが面白いところ。
新しモノ好きが飛びついた当初とは異なり、クラブハウスならではの特性を生かし上手に使って行こうという層がしたたかに存在しているようです。
一気に何かを拡大しようというよりは、じっくり取り組んでコアなファンを開拓して行こうみたいな。
各界の有名人とか、有名芸能人とかはほとんど消えてしまったようです。もちろんたまに見かけることもありますが、かつてのような数千人規模での大部屋は無くなりましたね。
>RT
クラブハウス、ラジオ等と比べ素人のおしゃべりでオワコンっていう方もいるけど、利用する目的によって違うと思う。
毎日を大事に、少しでも成長したいという願いで横で繋がっている皆との会話が、学びや気づきになる。聴くためというより交流して磨きあうためのツール。いつも感謝してます😊— めいこ☕️R2社労士合格R4その他登録R6下町敏腕社労士開業予定 (@fukurasuzumay) September 17, 2021
黎明期(?)から独自のコンテンツを提供していたり、自分の強烈な個性を打ち出して来た、いわば従来の勢力でしぶとく生き残っている層
があります。
一方、いわば新興勢力とでもいうべき人たちで、これまた独自のコンテンツやアプローチで、基本的に音声のみというクラブハウスならではの特性を生かした使い方をしているようです。
かつての利用者、つまりルームやクラブを運営していた人たちが広くマスマーケットを狙っていたとしたら、今の利用者さんたちはどちらかというとニッチ指向というか、より専門性が高くかつ深堀りすることによってファンを獲得しているような感じですね。
ビジネスのノウハウ伝授、投資系、悩み相談、恋愛相談、専門職あるある、あたりは従来と変わらないようです。
ただ、雑談系でも単なる雑談ではなくトピックがかなり絞られていたり、モデレーターと呼ばれる司会者的な方がそれなりの専門家だったりすることが多くなっているようです。
さらなる変化としてはアーティスト系の人たちの利用が増えたところでしょうか。
バブル全盛期にはビジネス系に押されまくっていた(?)せいか、あまり見かけなかったものの、今はシンガーソングライターやインスト系のアーティストが自分の音楽を積極的に披露しています。
また、同好の人たち同士でオープンマイク的に展開したり、コラボ演奏したり、またそれを公開してまったくの第三者に聴かせたりということもあるようです。
クラブハウスはまだまだこれから?

クラブハウスはオワコンと言われるようになってからそろそろ半年を数えるぐらいかと思われます。
クラブハウスはオワコンか?今年初めメディア業界に激震が走り多くの有名人達が参加した音声プラットフォーム。今は本気で学び合う同士の知識と経験と夢の共有の最高のとなっています。既にアプリ削除した方には、是非とも最近のクラブハウスを改めてトライして欲しい。本当に素敵なroomが沢山あります
— 寺尾聖一郎 (@recommendertera) September 24, 2021
が、どうしてどうして、実はまだまだその可能性を見出して行こうというユーザーも増えており、急上昇~バブル崩壊を経て安定期に入ったというのが実情なのかもしれません。
クラブハウス、逆に今こそ? ええ、まだこれからかもしれませんね。