大横綱白鵬が引退する意向を固めたというニュースが飛び込んできました。本人はその意思を公にはまだしていないようですが、関係者への取材で明らかになったそうです。
現役を引退する理由は何なのでしょう?とても気になります。
そこで、白鵬の引退理由は何なのか、そして、引退後、強制送還されずに、親方になれる準備は整っているのかなど調査しました。
白鵬の引退理由は何?
白鵬の引退理由は、何度も手術を重ねてきた右ひざの状態が、
なかなか改善せず、今後、本場所で横綱として15日間、土俵を務めることが不可能と判断したという理由でした。
それほどまでに、横綱らしい相撲い責任感をもっていたということで、立派な大横綱だったと感じます。
「横綱としてこれで899勝。あと1勝で900勝なので、1勝目指して頑張っていきたい」と今後への意欲も示していただけに、残念です。
白鵬の引退理由になった右膝の怪我
2021年春に日本相撲協会に提出された休場の届によると、
「右膝蓋大腿(しつがいだいたい)関節軟骨損傷、関節水腫で手術加療を要する。術後、約2カ月のリハビリ加療を要する見込み」との診断書が添えられていたそうです。
3月に、再手術をして、その後の2カ月間は相撲から遠ざかり、
結局6場所連続で休場しました。
7月のまさかの史上初、6場所連続休場明け全勝優勝でしたが、
「右膝はもうボロボロで、言うこと聞かなかった。この一番に全てを懸けようと気合を入れていきました」と本人が語ったように、相撲がとれる右膝ではなかったにもかかわらず、気持ちで何とかとりきったという事でした。
場所後、右膝については「日によりますね。良くなったり悪くなったり」とコメントしていましたが、十分な改善にはいたらなかったという事のようです。
白鵬引退後、親方になれるのか?
白鵬は親方になれるのかという疑問がわいてきますが、
結論から言うと、白鵬は着々と準備を進めてきていて、
「強いお相撲さんを育てることが1つの恩返しだと思う」と語っており、
親方になるための条件は満たしているそうです。
2021年の5月に、年寄名跡(親方株)の取得が完了しており、
そのことから、すでに条件は満たしていることがわかります。
近日中に、親方になるための正式な手続きは近く行われる見通しだということです。
親方になるための条件とはどんなものでしょうか
親方になるための条件
【親方になるための最低条件】
・日本国籍を保有(必須)
そのうえで、
・最高位が小結以上
・幕内通算20場所以上
・関取通算30場所以上
これらいずれかの条件を原則満たさなければならない。
さらに、部屋持ち親方になるための条件は
・幕内通算12場所以上、
・関取通算20場所以上
これらいずれかを満たす。
という条件があるそうです。
白鵬の力士としての経歴は文句のつけようがないですので、
最大の難関は日本国籍取得だったかもしれません。
白鵬は引退で送還される?
白鵬は引退すれば、モンゴルに送還される不安闘ってきました。
日本国籍が取得できなければ、引退は強制送還を意味したからです。
ですが、日本国籍を取得して帰化できれば、強制送還されることもなくなり、
安心して日本で暮らすことができるのです。
もちろん親方になるために必須の条件でもありましたので、
その意味でも日本国籍取得は重要な要素だったのですが、
「引退⇒強制送還」の不安がなくなるのは、白鵬にとってとても大きかったと想像します。
白鵬は、2019年9月3日、日本国籍取得が許可され、
官報に告示され、無事に日本国籍を取得しました。
本名ムンフバト・ダバジャルガルですが、
日本国籍取得後の日本名は、「白鵬 翔」にしたそうです。
しこ名をそのまま採用したので、引退後も「白鵬」の名を使う事になりそうです。
本名が白鵬ですから。
親方になると名前が変わる人がおおいですけれど、
白鵬関は「白鵬親方」になるということでしょうか。
白鵬引退理由に関するまとめ
白鵬の引退理由は右ひざの怪我の状態が良くならず、今後、横綱としてのパフォーマンスを発揮できないと判断したという理由でした。
引退後、親方になる準備は整っており、
今後、親方としての活躍を期待します。
