『東京2020パラリンピック競技大会』で実施されるゴールボール競技に、安室早姫さんが出場されます。
安室早姫さんはゴールボールを始めてまだ数年という事ですが、日本代表に選ばれるほど才能のある選手です!
今までどんな経歴を歩んできたのか?
目の病気は何なのかなど含め
・安室早姫さんのプロフィール
・安室早姫さんの成績
・安室早姫さんの高校や大学
について調査しました。
安室早姫さんの年齢や出身地などのプロフィール!病気は何?
名前:安室早姫(あむろ さき)
生年月日:1993年(平成5年)3月5日(28歳)
出身:沖縄県八重瀬町
兄弟姉妹:姉(一歳上)
所属:SMBC信託銀行 ・チーム附属 (筑波大学附属視覚特別支援学校)
安室さんは1歳になった頃、病気で両目の視力を失いました。
盲目となってしまった原因の病気については詳細を語っておられませんが、目が見えなくても小さい頃から外で遊ぶようなとても活発な女の子だったようです。
近所に年が近い子供がいなかったため、いつもお姉さんと外でどろんこ遊びをするなどされていたそうです。
また、その頃から鈴の入ったサッカーボールを持って公園に行っていたと話されています。
そんな子供時代を過ごす中で、視覚以外の感覚や気配を感じとる能力を身につけて来られたのでしょう。「他の障害選手より、物音や気配を察知する能力は高い」と語っておられます。
きっと幼少時の経験と物怖じしない行動力が、現在のご活躍に繋がっているのだろうと思います。
安室早姫さんの成績や経歴は?
安室さんは、大学に進学された頃から頭角を現し始めます。
安室早姫さんのゴールボールの成績や経歴は以下です
2015年 アジア・パシフィック選手権 1位
2015年・2016年 日本ゴールボール選手権大会 優勝
(2016年の大会では最優秀選手賞を受賞されています。)
2017年 アジア・パシフィック選手権 1位
日本ゴールボール選手権大会 準優勝
2019年 日本ゴールボール選手権大会 3位
安室さんのポジションは、ディフェンスの要となるセンター。
ボールが来る位置を察知してチームメイトに守備の指示を出したり、相手の動きを聞き取って攻撃の合図を出します。
耳に入る情報を整理し、次の手を考える。ちょっとした気持ちの揺れが勝敗に影響するので、試合中はとにかく感情をコントロールする必要があるそうです。
ゴールボールは、かなりの集中力と判断力が求められるスポーツということがわかります。
順風満帆に思える安室さんでも、大きなプレッシャーを感じることがあるそうです。
そんな時は故郷・沖縄出身の音楽グループ『Kiroro(キロロ)』の曲を聴いて気持ちを落ち着かせておられるとのことです。
また、いつも明るく安室さんを見守っておられたお母様の存在も大きいようです。
安室早姫さんの高校や大学は?
地元沖縄で中学校を卒業した安室さんは「一度は東京に出てみたい」という思いから、2009年に上京し、文京区にある筑波大学付属視覚特別支援学校に通い始めます。
そして高校2年の時、ゴールボール部の顧問の先生に勧誘されてゴールボールを始められました。
わずか1歳で視覚を失い、聴覚を頼りに長く過ごして来られた安室さんの能力を、きっと先生は見抜かれたのでしょう。
しかし初めての試合では惨敗。それからはその時の悔しさをバネに練習に励まれたそうです。
そして「もっと世界を広げたい」と、しばらくゴールボールをお休みして受験勉強に専念します。
見事合格して進学したのは、明治大学法学部。
パラリンピアンのメダリスト選手が在籍していたこともあり、将来の選択肢も増えそうだという理由からこの大学に決めたそうです。
大学1~2年では社会人チームに入り、フロアバレーボールやグランドソフトボールなどにも挑戦。
3年生になった頃には、ゴールボールのナショナルチームに入って大会に出られていたそうです。
まとめ
今回は『東京2020パラリンピック競技大会』ゴールボール競技に出場される安室早姫さんについて調査しました。
以下がまとめになります。
・安室早姫さんは沖縄県出身。1歳の頃に目が見えなくなったが、ひとつ年上のお姉さんと外で遊ぶような、とても元気いっぱいの女の子だった
・安室早姫さんはセンターとしてチームをまとめ、数々の大会で好成績を収めている
・安室早姫さんは中学校卒業後に上京し、筑波大学付属視覚特別支援学校から明治大学法学部に進学した
『東京2020パラリンピック競技大会』は8月24日(火)から9月5日(日)まで行われます。
安室さんは将来スポーツ鍼灸師になって、アスリートの役に立ちたいという夢を持っておられるそうです。
身体が不自由であっても、その気になればなんでもできるということを、たくさんの人々に見せてくれているように思えました。
今後も活躍されることを願っています。
以上、最後まで閲覧ありがとうございました。