パラリンピックの開会式のクライマックスである「聖火点火」の時に、クラムボンの曲が流れました。パラリンピックの開会式に興味がなかった人も、選曲センスが話題で急激に注目する状況になっています。
この記事ではパラリンピック開会式で流れたクラムボンの曲名と、その選曲をしたのは誰かについてまとめます。
パラリンピック開会式で流れたクラムボンの曲は?
パラリンピック開会式が最高潮に盛り上がる聖火点灯のタイミングで流れる曲は、式を計画する上で最も神経を使って念入りに選択したに違いないと想像できます。そんな重要な曲に選ばれたのが、クラムボン(clammbon)の「KANADE Dance」という曲でした。
Youtubのクラムボンの公式チャンネルでどんな曲か確認することができます。
https://youtu.be/jZ4hNLipkmA?t
ピアノを中心に構成された曲で、コーラスなども折り重なり、荘厳な雰囲気と後半に向けて盛り上がるさわやかな疾走感が印象に残る曲です。
そして、気になる実際の聖火点火の映像は、
NHKのyoutubeチャンネルから確認することができます。
https://youtu.be/r0GDSmlSdZo?t=173
聖火の最終ランナーである車いすテニスで今大会にも出場する上地結衣、24年のパリ大会を目指すボッチャ・内田峻介、パラパワーリフティング・森崎可林の3選手が点火するのを、クラムボンの曲が盛り上た様子を見ることができます。
パラリンピック開会式の選曲をしたのは誰?
そんな素敵な曲を選択したのはいったい誰なのか?とても気になるところです。開会式の演出家は、劇作家ウォーリー木下氏という方です。この方は劇作家なので、音楽の選曲にまではタッチしていないと想像します。
そこで、開会式演出チームに目を向けますと、演出チームの中に、田中知之(ファンタスティック・プラスチック・マシーン=作曲家/選曲家)氏がいます。肩書の部分に「選曲家」とあります。これ、DJを意味するような気もしますが、田中智之氏が今回のセンス抜群と話題になった選曲のキーマンではないかと囁かれています。
その辺り、現在のところ不明確ではありますが、続報入り次第、この記事でお伝えできればと思います。
以下、発表された開会式演出チームをご紹介
森山開次(ディレクター・チーフ振付家)
栗栖良依(ステージアドバイザー)
浜辺明弘(アートディレクター)
種田陽平(舞台美術デザイナー)
伊藤佐智子(衣装ディレクター)
梨本威温(振付家)
金井ケイスケ(振付家)
計良宏文(ヘア・メーキャップ)
牧野惇(映像ディレクター)
広岡香織(アクセスコーディネーター)
田中知之(ファンタスティック・プラスチック・マシーン=作曲家/選曲家)
小西遼(作曲家)
松本淳一(作曲家)
田中直基(制作プランナー)
猪口大樹(映像ディレクター)
冨沢奈美(セットデザイナー)
Sho Konishi(衣装デザイナー)
藤本実(光の振付家)
友佳(田村友佳=アシスタントディレクター)
美木マサオ(アシスタント振付家)
野村梢(アクセスマネジャー)
Nujabesの採用(その他パラリンピック開会式で話題の選曲)
パラリンピック開会式で選曲として、クラムボンとならんで話題なのが、
Nujabes(ヌジャベス)の採用です。
聖火点火に向けて、盛り上げていく舞台の演出に使われていました。
舞台から、聖火点火へ向けてシフトしていく重要なシーンでNujabes採用に、
ファンがざわつきました。
実際に流れた曲は「Spiritual State」という曲です。
https://youtu.be/L95z7M8uU9k
ピアノとSaxの掛け合いの美しい曲です。
パラリンピック開会式では、ピアノとトランペットで演奏されていました。
Nujabesは人気絶頂の中、2010年に交通事故で亡くなっており、
ひとりのファンとして、パラリンピック開会式で曲を耳にした時には、
胸にグッとくるものがありました。
no.9 orchestraの採用(その他パラリンピック開会式で話題の選曲)
Nujabesに続いて流されたのが、
no.9 orchestraの「Good Morning」という曲でした。
とても爽やかなアコースティックギターが気持ち良い曲です。
その流れから、開会式では、クラムボンの「KANADE Dance」へと見事につながっていきました。
no.9 orchestra
https://www.nano-graph.com/no9/
クラムボン(clammbon)ってどんなアーティスト?
パラリンピック開会式の一番盛り上がるところで採用されると、
ファンじゃない人もクラムボンってダレ?ってなりますよね。
クラムボンは、浮遊感のあるサウンドとポップなメロディでありつつ実験的な楽曲が特徴です。メンバーそれぞれのソロ活動も活発で、強い個性がぶつかり合う強力なライブパフォーマンスで人気を集めています。独自性の強い存在感で、コアな音楽ファンを中心に国内外から高い支持を得ている3人組のバンドです。
ボーカル、鍵盤担当の原田郁子、
バンドマスターで、ベース、ギター、鍵盤、口笛、その他担当のミト、
ドラム担当の伊藤大助の3人で構成されています。
1996年 同じ専門学校に通っていた3人により結成。
1999年 ワーナーミュージック・ジャパンからメジャーデビューしました。
2003年 日本コロムビアに移籍。
2015年 メジャーレーベルより離脱。
クラムボンの公式サイト
http://www.clammbon.com/
まとめ
パラリンピック開会式のクライマックス「聖火点火」で流されたクラムボンの曲は、「KANADE Dance」という曲でした。
その選曲センスが話題沸騰なのですが、実際に誰が選曲したのかについては、まだ明確にはなっていません。
ですが、ファンタスティック・プラスチック・マシーンの田中知之氏が選曲に影響を及ぼしているのではないか?
という説がまことしやかに囁かれています。