偉大なるロックンロールバンド。
まさにロックンロールを生み、育てて来たと言っても過言ではないバンド。
そのドラマーが去る8月24日に旅立ったとのニュースが世界中を駆けめぐっています。
ザ・ローリングストーンズのチャーリー・ワッツ。
原因は正式な形ではまだ明らかにされていませんが、いくつかの事実関係からわかることをまとめてみます。
なお、今回のニュースには、ローリングストーンズと並ぶ伝説的バンド、ザ・ビートルズのドラマー、リンゴ・スターも早々とメッセージを表しています。
「チャーリーに神のご加護を。君がいなくて寂しいよ。家族の皆さんには愛と平和があらんことを」
https://twitter.com/ringostarrmusic/status/1430214308101705730
ポールマッカートニーも追悼の動画を出しましたね。
チャーリーワッツって誰?

英文表記は Charlie Watts。
ザ・ローリングストーンズ(The Rolling Stones)のオリジナルメンバー。
フロントマンのミック・ジャガーやギタリストのキース・リチャーズと並ぶオリジナルメンバーであり、古参の一人です。
1941年6月2日生まれ、享年ちょうど80歳でした。
バンドには1963年に加入、以来60年近くもずっとローリングストーンズのドラマーを務めて来たことになります。
何回か脱退騒動もあったようですが、そこはやはりオリジナルメンバー、最終的には元のサヤに戻って来てくれたようです。
メンバーの中ではジャズ通としても有名で、ビッグバンドも大好き、自身でジャズコンボに長く参加していたことも有名です。
アメリカツアーをキャンセル

チャーリーワッツは今年、2021年のローリングストーンズ秋の全米ツアー「ノーフィルター」(No Filter)に参加を予定していました。
しかし、8月上旬、衝撃的なニュースがリリースされました。
「チャーリーは手術を受けた。予後は快調だが、医師のアドバイスにより適切な休みと回復が大切であると判断、念のため今年の全米ツアーは代役を立てることにした」
およそこのような内容のニュースが世界を駆け巡りました。
ローリング・ストーンズが今秋に行う全米ツアーにドラマーのチャーリー・ワッツが参加しないことが明らかになりました。バンドの広報担当者は、手術が成功した後、医師から休息と回復を勧められたことを明らかにしています。代役はスティーヴ・ジョーダン https://t.co/lhWTGO5uiW
— amass (@amass_jp) August 5, 2021
代役としてはチャーリーの旧友でもあるスティーヴ・ジョーダンの名前が発表されていました。
チャーリーワッツ、、、なぜ?原因は病気?手術は?

チャーリーワッツはかつてかなりの愛煙家だったようですが、1980年代後半にはそれもしっかりと改めたようです(「an excessive smoker until quitting in the late 1980s」”Cancer Horizons”による)。
また、かつてはミュージシャンたちが好むような、あまりよろしくない物におぼれたこともありましたが、大きな問題等は起こしたことはないようです。
2004年には咽頭がんを発表、手術を含め数か月に及ぶ治療を受けたことを明かしています。
ところが、今年の8月上旬、全米ツアーの参加キャンセルを発表したときは、病名などは特に正式発表されませんでした。
ただし、そのキャンセル発表を受けて、かつて咽頭ガンの手術を受けていたことを思い出し、それとなく心配していた人が全世界的に多かったことは記憶に新しいところです
そして今回、チャーリワッツが永遠の眠りに。
突然のニュース。
特に原因や理由についてのオフィシャルな言及はなく。
ニュースリリースにある「ロンドンの病院で、家族に見守られながら安らかに旅立った」という記述からすると、コロナウィルスによるものではなさそうです。
コロナだとすると、たとえ家族とはいえ患者に直接接触することは極めて難しいため、やはりコロナ以外の原因によると考えて良さそうです。
ガンが原因とは書いていないものの、トピックとしてそれとなくガンに触れているツイートは少なくないようです。
「2004年、咽頭がんで治療を受けていた」
Charlie Wats, Rolling Stones Drummer has passed at 80.
The news comes weeks after it was announced that Watts would miss the band's US tour dates to recover from an unspecified medical procedure. Watts was previously treated for throat cancer in 2004. https://t.co/nstCq5iJs3
— RHammGospelPDWFLQ (@RandallWFLQPD) August 24, 2021
「彼は2004年に咽頭がんと診断されていた」
Baterista do Rolling Stones, Charlie Watts morreu nesta terça aos 80 anos. Comunicado informou que ele “faleceu em paz, em um hospital de Londres pela manhã, acompanhado da família”
O músico foi diagnosticado com câncer na garganta em 2004, mas a causa da morte não foi divulgada pic.twitter.com/jA2C0Xjxn3
— Negrisoli (@lucasnegrisoli) August 24, 2021
一方で、原因はガンだったと言い切っているツイートもありますが、ソースが出ていないので確報とすることは難しいでしょう。
「チャーリーは長かったガンとの闘病の末、眠りについた。ガンが憎い。チャーリーよ、安らかに」
https://twitter.com/denajag/status/1430214180678737921
「チャーリーは80歳にして咽頭がんに倒れた」
Charlie Watts succumbs to throat cancer at age 80. #RollingStones https://t.co/vVezrBi7iZ
— Scott Spencer (@bullriders1) August 24, 2021
以上のような状況からすると、現時点で原因を明らかに確認することは難しそうです。
がしかし「ガンが原因なのではないか?」と考える人の数が世界的にも最も多いことだけは、どうやら現状として認識しても良さそうです。
以下、まとめます。
まとめ

正式発表がないため、いくつかの情報を組み合わせて類推するしか現時点では方法が見つからないようです。
しかし、日本のみならず海外からの情報のピースを集めてみるとガンが原因、あるいは主因と考える向きが最も多いというのが現状といえましょう、
これまでの経緯を鑑みるに、そう考えるのが最も自然の流れということですね。
全米ツアーは予定通り開催するとのこと、チャーリーも間違いなくそれを望んでますよね。
Keep on rocking’ !
RIP Charlie Watts